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PDA全国高校即興型英語ディベート合宿・大会2021

2021.08.07
開催日時:2021年8月6日(金)、7日(土)
会場:遠隔開催(Zoomを使用)
参加校:54校(401名)
本校参加生徒:4名藤嶋百花さん(1年)、叶勇飛さん(1年)、 関口心愛さん(2年)、山本明日香さん(2年)
主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)
後援:文部科学省
助成:公益財団法人 日本財団、公益財団法人 KDDI財団
 今年度のPDA全国高校即興型英語ディベート合宿・大会2021は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年度に引き続きオンラインでの遠隔開催となりました。本校からは1,2年生4名が参加しました。
【1日目】
   開会式では、まず今回の参加校の紹介がなされました。カメラとマイクのチェックも兼ねて学校の名前が呼ばれると挨拶をしました。スタッフの紹介、合宿スケジュールの確認、ルール諸注意が行われました。
 練習ラウンド1の論題は「Cosmetic surgery should be banned.(美容整形を禁止すべきである)」です。生徒たちはそれぞれの経験を参考にどのような議論ができるかブレストシート(アイデア出しシート)にメモしていきました。ディベートが終わると、他校の生徒と自己紹介をし、現在の学校の状況などを話し合う姿が見られました。

    練習ラウンド2の論題は「It is better to be single for life than to have a family.(家族を持つより、生涯独身を遂げた方がよい)」です。生徒自身が将来独身か家族を持つかを意識しており、自身の考えに基づいて議論を展開する様子が見られました。
 練習ラウンド3の論題は「China should abolish its restriction on the number of births.(中国の出産数制限は撤廃すべきである)」です。ラウンド2と同様の家族に関する議論や中国全体としての労働人口に関する議論が見られました。
    1日目の最後は、予選1です。予選1の論題は「Vaccination against COVID-19 should become mandatory.(新型コロナウイルスのワクチン接種は、強制とすべきである)」です。練習ラウンドでディベータやジャッジを務めた経験を活かし、活発な議論が行われました。新型コロナウイルスの影響下に入ってから1年以上が経ち、実際にワクチン接種をする前の立場である生徒たちにとっても避けて通れない大切な議論となりました。
【2日目】
 2日目は朝から予選2が始まります。予選 2の論題は「Male employees should be forced to take parental leave.(男性の育児休暇取得を強制すべきである)」です。Zoomを用いたディベートにやや慣れてきた様子で、POI等の積極的なディベートへの参加が見られました。
  続いて、予選ラウンド2の論題に関するキーノートレクチャーを大阪府立大学の巽真理子先生にしていただきました。普段よりジェンダーによる扱いの差を意識する機会が多い生徒たちは興味津々に聞いており、質疑応答もとても活発に行われました。
  予選 3 の論題は「School rule regarding appearances should be abolished.(外見に関する校則は撤廃すべきである)」です。今までの論題の中で最も生徒たちが身近に感じる内容として、友人やクラスメイトの具体例が多く飛び交いました。
  昼食前に、ビデオ通話システムGather.townを用いたレクリエーションが行われました。Gather.townはウェブ上の仮想空間の中で他のユーザーと近づくと会話ができるシステムで、公式の学術学会等でも使用されています。勝てばポイントがもらえるじゃんけん大会やヒントを出し合う謎解きなどで生徒たちは交流を楽しみました。 
  その後行われた準決勝、決勝には本校チームは進出できませんでしたが、全国レベルの質の高いディベートを見ることにより、今後のディベート活動に向けて大きなモチベーションを得て、2日間にわたる即興型英語ディベート合宿・大会を終えました。
【対戦成績】予選ラウンド2勝1敗 12位 四日市高校(課外活動の部〔初心者〕38チーム中)
【表彰】〈ベストディベーター賞〉 叶 勇飛 さん(1年)

参加生徒の声

・今回の合宿・大会で全国の高校生と英語でディベートすることができ、楽しかったです。即興で英語のディベートをするのは難しかったですが、自分の意見を相手に伝えることができた時は嬉しかったです。また、大会を通して自分の英語スキルをあげるためにはどのようなことをすべきか分かったので、実践していきたいと思います。

・初めて全国の高校生が参加する場所を体験し、レベルの高さを実感しました。始まる前はどのような試合になるのか想像がつかず、不安でいっぱいでしたが終わったあとは圧倒されながらも自分達の立ち位置とやるべきことを見つけることが出来て良かったなと思いました。前回の大会よりもできることが多くなり、全体を通してとても楽しかったです。