令和7年8月19日(火)、本校2年生2名が「デンプンのゲル化」と「レジンの硬化」をテーマに、化学工学会東海支部の高大連携事業の一環として東亞合成株式会社名古屋工場を訪問しました。これは「探究Ⅱ」で取り組んでいる研究を、研究員のご指導のもとで実施することを目的としたもので、昨年度に続き今回が2回目の訪問となります。
当日は、まず東亞合成株式会社の概要について説明を受けた後、研究所の測定機器を用いて実験を行いました。デンプンゲルの研究では、異なるpH条件で作成したサンプルの強度を測定し、レジンの硬化実験では、着色剤の色や量によって硬化時間がどのように変化するかを調べました。生徒たちは当初緊張していましたが、研究員の方々の丁寧なご指導により、落ち着いて測定を行うことができました。
実験終了後には、大規模な工場施設を見学し、生徒だけでなく引率教員も新鮮な学びを得ることができました。
今後は今回得られたデータをもとに考察を進め、来年1月開催予定の「四高版 科学の祭典」に向けて発表準備を行っていきます。
参加生徒から東亞合成株式会社でお世話になった皆さまへのメッセージ
*実験についての細かな対応や、様々なご意見をありがとうございました。知らなかったことや参考になることばかりで大変勉強になりました。この経験を活かし、今後の探究活動や勉強に励んでいきたいと思います。
*実験では、サンプルの温度・乾燥状態・使用する容器による影響など、正確な数値を得るために注意すべき点の多さに驚きました。職員の方々のご説明やアドバイスはとても丁寧でわかりやすく、今後の研究の参考になりました。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。